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2006年07月02日
サイトの本質と公開してからの使命 / mochino

6月30日にフランスベッドメディカルサービス(株)様の「みんなのえがお」という子どもの介護用品専門サイトを立ち上げました。その関係から、本日、サンシャインシティで行われた子ども専用の介護用品展示会に行ってきました。


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そこでは、昨日は5000人、今日は3000人ものお父さん・お母さん・体に障害をもつ子どもとその兄弟の子どもたちが参加していました。

補助器具をつけて、自分の足で歩こうとする3歳くらいの男の子や、今までの車椅子より快適になったちょっと大きめな車椅子に座ってご機嫌な5歳くらいの女の子など、たくさんの子どもたちに出会うことができました。

ここには、不思議と切羽詰った悲しそうな顔はありません。「みんなが笑顔」なんです。
それは、ここにある最新鋭の介護用品を使えば、今の生活よりきっと良くなると誰もが信じているからでしょう。

今までは、軽度な症状から重度まで5段階の介護基準のすべてに保険が適用されてきましたが、今年4月の法改正で介護保険の基準が厳しくなり、軽度から3段階の人たちは、介護保険が受けられなくなりました。その結果、今まで介護ベッドや車椅子などを保険で使っていた人たちが、自分で買わなければならなくなったのです。

そんな背景から、フランスベッド様より、まずは子供用の介護用品のサイトを創ってほしいとの依頼が来ました。子供用介護用品のレンタルをしているのは、フランスベッド様だけなのです。

急遽の話でしたから、予算もほとんどありません。皆さんから見れば、機能もコンテンツもまだまだ課題だらけだと思われるでしょうが、たった2ヶ月で、予算のない中、知らない業界のサイトを立ち上げることは、さすがにタフな仕事でした。

私たちには、障害を持つお子様を持たれたご両親の気持ちがわかりません。

でも、間違っているのかもしれませんが、「お子さんとまた来たい」と思っていただけるようなサイトにしようと必死でした。
ですから、サイト自体の名前もあえて「みんなのえがお」としましたし、とても素敵な女の子の笑顔をトップに持ってきています。
また、イラストをあちこちにちりばめるなど、充分に配慮したつもりでした。

しかし、本日、はじめて実際にお子さんやご家族に触れ、足りないことがたくさん見えてきました。
障害を持つ子どものほとんどには、健常者の兄弟がいます。ふたりが仲良くおもちゃで遊んでいました。
ならば、ブラウザーは、そういうふたりが一緒に覗くのかも知れません。できれば、ふたりが楽しめるコンテンツを今後は検討したいと思います。

また、あるブースの壁にぎっしりと紙が貼られていました。これは、「皆さまのご要望」でした。 お母さんたちが、切羽詰った想いを必死に書き込んでいました。
私は、なにやら目頭が熱くなり、どうしようもなくなりました。

そこには、「子どもは成長するので、レンタルにしてほしい」(フランスベッドさんはやっていますが)とか「高額なので、しばらくは試してみたい」(これもあります)とか、「もっと子どもの介護用品を増やしてほしい」とか・・・・。
こんなにもたくさんの人たちが、情報を探しています。

たった2日前ですが、少しはお役に立てるサイトは公開しました。でも、あのお母さんたちは、どうやってこのサイトにたどり着いてくるのでしょう。簡単にオーバーチュアとかアドワーズとかを薦めている場合ではありません。
あの方々が検索しそうな言葉が、あの書き込みにたくさん入っていました。
私たちは、今までそこまで考えたでしょうか?

もちろん、プロなので、SEO・SEM対策は万全だと思っていました。でも、本当の消費者の声は、過去の検索数の事例や他社比較などから導き出したもの以外に、とても強いワードがあるはずです。
心の中にある検索ワードを引っ張り出さなくてはいけないと思います。
そうでなければ、あの人たちをこのサイトに誘導することはできません。

私は、Webサイトを仮想店舗だと捉えています。お母さんたちが、書き込みをできるシステムの提供や、新しい商品を瞬時にご案内できるblogなども搭載していかなければなりません。
そして、本気で、お母さんたちに、ここに有意義な情報がありますよと、気づいてもらわなければなりません。

サイトを創ることが、私たちの仕事ではありません。
サイトの中に、充分な情報を搭載し、その内容をなんとか伝えたい。 

それが私たちの仕事の本質だと思います。

2006年07月02日 19:39
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